さよなら前歯。26歳からの歯列矯正日記

いつのまにか前歯が死んでいたので矯正をはじめました。埋伏犬歯の前歯歯根吸収・八重歯・開咬持ちの歯列矯正記録。

矯正を始めたきっかけ 〜さよなら神経〜

そもそも、なぜ歯列矯正を始めようと思ったのか。きっかけは虫歯でした。

2020年8月上旬。左上奥歯の治療痕が痛みだし、神経を抜きました。治療するまでもお盆休みやらなんやらで時間がかかり、地獄の痛みに悶え苦しむことに。ピーク時は歯ブラシをあてただけで痛く、ロキソニン飲みすぎでぶつけた記憶もないのに太ももに青あざができた。

詳細な話は本ブログにも書きました。
www.zazaizumi.com



小さい頃から虫歯を作ってばかりで、奥歯に治療痕のない歯なんてないに等しい。そんな私でも、今まで神経を抜いたことはなかった。神経を抜いた歯はどうしても寿命が縮みやすい。いよいよ歯を本格的に失う未来が来るかもしれない……という不安に襲われまくる。



数ヶ月前、矯正中の友人と話をした記憶がよみがえる。調整したてで痛くて食べられるものが限られていた。大変だなぁ、私にはできそうもないな……なんて思っていた。一方で自分の写真を見ると、八重歯が気になる。チャーミングポイントだとも思えない。異物感があるとしか言いようがない。

今回、神経を抜いた歯は左上5番。八重歯の場所は左上3番。そこで思ったのです。「左上5番を抜いて、八重歯をひっこめてしまえばよいのでは?」と。ふつう4番を抜いてひっこめるパターンが多いけれども、 5番の神経がないとかだと5番を優先されやすいとのこと。

しかも時代はコロナ禍。マスク文化が続き、外食も減る。最大の趣味である旅行が断たれたぶん、お金が貯まっている。あれ、もしかしてこれ、良い機会では?



さっそく矯正中の友人にお話を聞いてみる。

矯正がとんでもない情報沼だということに気づく。マウスピース矯正の難易度が高く、表側ワイヤーのほうが成功率が高いとか。成人矯正で拡大床は後戻りの危険が高いとか。部分矯正の適応範囲が狭く、八重歯だけ無理に引っ込めるとかみ合わせに悪影響が出る可能性が高いため基本上下矯正を考えたほうが良いとか。

100万単位でお金使うものにして、落とし穴多すぎない……?とちょっと絶望するレベル。情報をくださった友人には感謝してもしきれない。




八重歯の治療だけで済まないのならいっそ、八重歯以外に重大な問題が見つかってくれたほうが踏ん切りつくかなあ、と思った。中高時代に顎関節症ぎみだったこともあり、いっそかみ合わせ周りで問題見つかってくれたほうがいいんじゃないかと。八重歯単独だとちょっとモチベーションが持つか微妙だな、と。そんな風に思ってた。

そんなふんわりした気持ちで矯正歯科の門をたたいたのです。期待以上でした。期待以上の問題まみれすぎて、心がしょっぱなから折れるとは。思ってもみなかった。

カウンセリング巡りの準備とその内容については次記事に続きます。